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変わる社員旅行

近年、「社員旅行」に対する考え方が大きく変わってきています。かつては、社員同士の親睦を深める恒例行事として多くの企業で行われていましたが、現在では、新型コロナウイルスの影響もあり、その必要性が見直されるようになりました。最近の調査によると、社員旅行を実施している企業は全体の3割弱にとどまっているといわれています。
 
個人ではなかなか体験できないことを団体で実現できたり、自分では選ばないような場所やプランを楽しめたりと、社員旅行には団体ならではの魅力があります。その一方で、上司や同僚に気を使ったり、業務の延長のように感じて負担に思う人が多いのも実状ではないでしょうか。
しかし、最近では「社員旅行」を再び取り入れようとする企業も増えつつあります。興味深いのは、いわゆる昔ながらの形式ではなく、「体験重視」「希望制」「チームビルディング型」など、現代の価値観に合わせた新しい形へと進化している点です。特に若手社員の間では、「普段話さない上司と交流できた」「思っていたより楽しかった」といったポジティブな声も多く聞かれます。また、学生時代にコロナ禍で修学旅行等に行けなかった世代にとっては、団体旅行は新鮮に思えるといった理由もあるようです。
旅行内容にも工夫が見られ、全員が同じ行動を取るのではなく、自由行動の時間を多く設けたり、複数の体験から選べるようにしたりするほか、宿泊を伴わない日帰り旅行にするなど、参加しやすいスタイルが増えています。こうした柔軟な企画が、社員の満足度やコミュニケーションの促進につながっているようです。
 
企業が再び社員旅行に注目している背景には、コロナ禍によって社内のつながりが希薄になったことへの危機感があるのかもしれません。リモートワークなど働き方の変化が進む中で、社員同士の交流の機会をどう作るかは、多くの企業に共通する課題です。
もし「社員旅行はハードルが高い」と感じる場合は、まずは短時間で気軽に参加できる社内イベントから始めてみるのも一つの方法です。社員が興味を持てるテーマで、強制ではなく自由に参加できる場を設けることで、社内コミュニケーションの活性化につながるきっかけになるかもしれません。
2025年11月14日 14:06

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