秋とヘルスケア
ようやく厳しい暑さの夏が終わり、過ごしやすい秋になったと、ほっとされている人も多いのではないでしょうか。活動的になれる秋は、一見すると体にも良さそうに思えますが、実は気温の寒暖差が激しく、気圧も乱高下し、日照時間が短くなるため、自律神経のバランスを崩す人が多くなる季節でもあります。また、夏の疲れが抜けきらないうちに、朝晩の冷え込みで風邪などを発症しやすくもなります。
特に今年は、例年より早くインフルエンザが流行している地域が多く、予防接種についても早めの対応が望まれています。感染リスクが心配な方は、手洗いやマスクなど早めの対策も重要になってくるでしょう。
働く人にとっては、年末に向けて仕事が忙しくなるタイミングでもあり、より一層のヘルスケアが必要になります。同時に肌寒さや日没が早くなることなどにより、「なんとなく気分が沈む」といった軽いメンタル不調が起こりやすくなるのもこの時期の特徴です。
本格的に体調を崩す前に、しっかり睡眠を取り、バランスの取れた食事をするなどの生活リズムを整えることはもちろん、休日は無理をせずにゆっくりと休養を取り、時には有給休暇などを上手に利用して、心身のリフレッシュを図ることも大切です。
過ごしやすい秋ですが、この時期だからこそ自分の心と体を労わるよう心掛ける必要があります。
2025年10月21日 12:52