閉幕後の万博スタッフ
大阪・関西万博の閉幕が近づいていますが、会場でスタッフとして働いている人材を獲得しようとする企業の争奪競争がすでに始まっています。9月半ばに、万博の会場近くで、スタッフ向けの企業説明会を2日間行ったところ、101社の企業がブースを設け、約2,500人が来場したそうです。
万博で働いていた人たちは、語学力が高く、万博開催期間中に養われた応用力やおもてなしのスキルにも優れているため、即戦力として雇い入れたい企業が多いのも頷けます。
中心となっているのは、ホテル業や飲食業などのサービス業ですが、半年間で磨かれた汎用性の高いスキルを求めて、業種を問わず幅広い分野からも注目されているようです。
万博スタッフは推計で2万人近いと言われており、万博閉幕は企業にとって人材確保の好機であると同時に、働いていたスタッフにとってもキャリアアップの大きなチャンスになるでしょう。
中でも、同じ大阪にあるユニバーサル・スタジオ・ジャパンは、アルバイトを含め約100人の採用を目指していて、企業説明会では特に人気のブースだったそうです。
万博で得たスキルや経験を活かし、一人でも多くのスタッフが、新たなフィールドで活躍し、閉幕後も「万博は成功だった」と言われる未来になるといいですね。
2025年09月25日 12:51