通勤手当の非課税枠
今年の初めごろに、「通勤手当が全額課税されるようになる」「通勤手当の非課税がなくなる」といったうわさが、ネットを中心に流れました。しかし、この通勤手当の非課税枠の廃止に関しては、あくまで検討中の話であり、今のところ変更があるかなどについては何も発表されていません。
現在、通勤手当には一定の非課税枠が設けられています。
公共交通機関(電車・バス)で通勤する場合の非課税限度額は、1か月あたり15万円です。ただし、これは「最も経済的かつ合理的な経路および方法」の通勤が対象となりますので、グリーン料金は認められていません。
マイカー・自転車で通勤する場合は、通勤距離によって非課税限度額が違います。
詳しくは国税庁のホームページ等で確認していただきたいのですが、片道2km未満は全額課税対象となり、移動距離が長くなるごとに限度額は上がり、最大は片道55km以上で3万1600円となります。
この非課税限度額は、平成28年に改正されてから変更されていません。
給与の計算にも関わってくるため、引っ越しなどをされて通勤方法や距離が変わった場合は、速やかに勤務先に申し出てください。
2025年08月19日 12:49