ワーク・エンゲージメント
元々、エンゲージメントとは、「約束」「契約」といった意味の言葉ですが、ビジネスにおいては、会社に対する「愛着心」「愛社精神」といった意味に用いられます。従業員が会社に対して、愛着心を持ち、会社もその従業員の思いに応えて、共に成長していくことを「従業員エンゲージメントを高める」と言うそうです。
従業員エンゲージメントを高めると、従業員のモチベーションが上がり、離職率が低下することによって人材不足が解消され、企業利益の向上に繋がるといった効果があります。
実際、従業員エンゲージメントを高めれば、社員一人一人にやる気が生まれ、生産性が上がります。また、会社側としても、やる気のある社員を大切にしますので、お互いの成長を高め合うような関係性になります。つまり、どちらか一方のやる気だけではなく、会社側、従業員側双方が一体となって取り組みを進めていく必要があると言うことです。
似た言葉に、「従業員満足度」といった言葉がありますが、こちらは、働く環境がメインとなりますので、従業員の離職率を下げることには繋がりますが、生産性が上がるかは、また別の話になります。
会社は、従業員にどうやれば、「仕事に対する誇り」や「会社に対する誇り」を持ってもらえるようにするかを考えなければ、現在の売り手市場では、優秀な人材ほど、キャリアアップを求めてすぐに転職されてしまうでしょう。
少しでも従業員エンゲージメントを高めていくためには、従業員の貢献や成果に合わせて、会社側も報酬や待遇などで報いていく必要があります。
2024年06月06日 12:52