国民年金の納付率76.1%に上昇
自営業者などが加入する国民年金の2022年度の保険料納付率は、76.1%でした。前年度より2.2ポイント上回り、11年連続で上昇したそうです。
厚生労働省は、督促の強化やスマートフォンのアプリから納付できるようになったことが、納付率アップにつながったとしています。
年代別にみると、納付率が一番高いのが、55~59歳で81.2%、一番低いのは、25~29歳で64.4%でした。
都道府県別では、納付率が一番高かったのは島根県で、18年連続だそうです。ちなみに一番低かったのは大阪府でした。
納付方法については、もともと、口座振替やクレジットカード、コンビニでの支払いが可能でしたが、今年の2月20日から、若い世代の納付率向上のため、「PayPay」・「d払い」「auPAY」などといったアプリで、バーコードを読み取って支払うことができるようになり、さらに利便性が上がりました。
公的年金は、20歳以上60歳未満の日本に住む全ての国民が加入し、保険料を支払う義務があります。ついうっかり忘れていたという理由で支払わないと、将来貰える年金額が減ることになりますし、未納が続くと財産を差し押さえられる可能性があります。
また、遺族年金や障害年金が受け取れなくなる場合もあります。
いざという時のためや老後のために、年金は滞りなく支払うようにしましょう。
2023年07月04日 12:53