労働保険の年度更新
6月1日から、労働保険の年度更新申請が始まります。労働保険とは、労災保険と雇用保険のことを言います。この労働保険の確定保険料と概算保険料を算定して、事業主は申告と納付を毎年行わなければなりません。
今年の確定保険料の算定には、例年と異なるところがあります。それは、雇用保険の料率が年度の途中で変更となっているため、算定方法がいつもと違う部分です。
令和4年度の一般の事業の雇用保険料率は、被保険者・事業主合わせて、4月~9月は9/1000、10月~令和5年の3月までは13.5/1000でした。このため、前期と後期に分けて算定しなければいけなくなります。詳しい内容は、労働局から申告に関する書類が5月末までには届きますので、そちらで確認していただきたいのですが、厚生労働省のホームページに用意されている「年度更新申告書計算支援ツール」などを利用されてもいいと思います。
申告と納付は7月10日までとなっていますが、7月1日から10日までの間には、社会保険(年金・健康保険)の算定基礎届の提出もあるため、早めの対応が必要になります。
この労働保険・社会保険に関する手続きについては、社会保険労務士以外が代行することは、法律で認められていません。
忙しくて手が回らないといった事業主の方は、社会保険労務士にご依頼される事をお勧めいたします。お気軽に当事務所にご相談ください。
2023年05月23日 12:48