かくれ脱水
6月から異例の暑さが続いていて、体が慣れていないうちから大量の汗をかくことが多くなっています。こんな時、自分や周りの人が気付いていないため、対策が取りづらい「かくれ脱水」になる人が増えています。「かくれ脱水」は、脱水症になる一歩手前の状態です。
脱水症は、だるい・眠い・ふらつくなどの症状から始まり、頭痛や嘔吐・めまいなどが現れ、更に進むと血圧低下・循環不全など命にかかわる症状をきたします。
それを防ぐには、当たり前ですが適量の水分を取り、室内にいる場合は部屋の湿度を加湿器などで管理する必要がありますが、高齢者や子どもはのどが渇いていると感じにくく、また自分から積極的に水分補給を行わないことが多いため、気が付かないうちに脱水症状が進んでいきます。
脱水症になりかけると、皮膚や唇が乾燥してくるため、簡単な脱水症チェック方法があります。
手の甲の皮をつまんで、離した時に3秒以内に戻らない場合は、脱水症を疑った方がいいそうです。高齢の方でしわがあり分かりにくい場合は、手をグーにしてからつまんで確認してください。
脱水を防ぐための水分補給は、カフェイン・アルコールは利尿作用があるので避け、水やノンカフェインのお茶・スポーツドリンク等でこまめに取り、みそ汁・スープなどの食事や果物からも上手に摂取してください。
水分が体に浸透するには、20分ほどかかるため、こまめに少しずつのどが渇く前に取ることが重要になります。
スポーツや仕事をしている時ばかりではなく、普段の生活の中でも、起床後や就寝前、入浴前後は特に意識して水分を取るように心がけましょう。
2022年07月05日 12:16