社会保険の算定基礎届
毎年、7月10日(本年は11日)までに、労働保険(雇用保険・労災保険)の年度更新申告書と、社会保険(健康保険・厚生年金)の算定基礎届を提出する必要があります。この「算定基礎届」とは、健康保険料や介護保険料、厚生年金保険料の額を、年に一度見直しするためのものです。この「算定基礎届」によって、「標準報酬月額」を決定するのですが、これは、一年間に支払われた賃金で計算するのではなく、4・5・6月に支払われた報酬をもとに算出します。
対象となるのは、労働者が労働の対価として支払われたものになりますので、給与はもちろん、通勤手当なども含まれます。反対にお祝い金などの一時的に支払われたものは対象になりません。
これによって、「標準報酬月額」が決まりますが、この「標準報酬月額」は、健康保険は都道府県ごとに1~50等級に、また、厚生年金保険は1~31等級の、区切りのいい金額で区分されています。
もし、興味のある方は、一度ご自分がどの等級かホームページなどで調べてみてもいいかもしれません。
労働保険の年度更新は、1か月以上期間があるのですが、この算定基礎届は、6月の給与が支払われてからとなるため、提出までにあまり日数がありません。
どちらも同じ時期に提出が必要なため、手続きが煩雑になると感じられる事業主様は、当社労士事務所でも手続きの代行を承っておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
2022年06月14日 12:31