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「ジョブ型雇用」と「メンバーシップ型雇用」

「ジョブ型雇用」と「メンバーシップ型雇用」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
2つの違いは、簡単に述べると、求める仕事に合わせて人を採用する「ジョブ型」と、採用した人を教育して仕事に就かせる「メンバーシップ型」とに分類する雇用方法のことです。
今までの日本では、「メンバーシップ型」が支流でしたが、最近は「ジョブ型」に変わりつつあると言われています。
 
どちら共にも、メリットとデメリットがありますが、コロナ禍でテレワークや時間差で勤務するなど多様な働き方が進んだことにより、今までのように社員を一律の方法で評価したり、管理することが難しくなってきました。そこで、仕事内容や評価基準、勤務先などを事前に細かく定義してから採用する「ジョブ型」を取り入れる企業が増えてきたのです。
折しも3月17日に、厚生労働省が将来の勤務地や仕事内容の明示を義務化すると発表しました。
このことにより、更に「ジョブ型」を推進する企業が増えるかもしれません。
 
ただ、この「ジョブ型雇用」にもデメリットがあり、あらかじめ決めた職務・勤務地以外への配置換えができないという制限があります。また、決められた仕事を各自で遂行することが基本となるため、社員同士で助け合うことや、コミュニケーションを取って仕事をすることが難しくなりますし、何よりも本人のスキルが高くないと採用してもらえない可能性が高くなると思われます。
新入社員にとっては、いきなり仕事を与えられても、すぐには対応できないでしょうから、やはり「メンバーシップ型」のように、会社で教育を行うことも必要になると思います。
 
AI化やデジタル化など技術が発展すると、私たちを取り巻く仕事のやり方も大きく変わっていきます。時代に合った方法で柔軟に対応していけるように、企業側も労働者も変わっていかないといけないかもしれません。
2022年03月29日 12:43

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