病気休暇制度
厚生労働省では、長期にわたる治療等が必要な労働者の増加や、安心して働くことができる職場環境の創設を目的に、病気療養のための休暇の普及促進を図っています。具体的な例として、
・年次有給休暇とは別に使うことができる「病気休暇制度」
・治療・通院のために時間単位や半日単位で取得できる「時間単位・半日単位の年次有給休暇制度」
・療養中・療養後の負担を軽減する「短時間勤務制度」
・失効した年次有給休暇を積み立てて、病気等で長期療養する場合に使うことができる「失効年休積立制度」
などがあります。
「病気休暇制度」を導入すれば、感染症などの突発的な理由で休まなければならなくなった場合、年次有給休暇とは別に5日間有給を取得できるため、従業員は安心して休むことができます。また、時間単位で病気休暇を取得できるようになれば、仕事と治療の両立を無理なく行えるようになり、従業員の離職率を下げることができます。
厚生労働省が運営するサイトでは、他にも様々な事例が紹介されています。同時に企業が導入した際の国からの支援策等もありますので、今回のコロナ禍を機会に検討してみるのはいかがでしょうか。
2022年03月01日 12:48