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「はさまれ・巻き込まれ」労災

先日、ミキサー機械の内部点検作業中に機械が動いてしまい、巻き込まれた作業員2名が死亡するという痛ましい労働災害事故が起きました。こういった「はさまれ・巻き込まれ」事故は意外に多く、厚生労働省が公表している「労働災害発生状況」では、死亡労災事故の2位となっています。1位は「転落・墜落」ですが、「はさまれ・巻き込まれ」事故も毎月平均10人前後が亡くなっていることを考えれば、決して少なくない事故件数です。
 
労働安全衛生法では、「機械等による危険」に対し、「危険を防止するため必要な措置を講じなければならない」と定められており、企業側がそれを怠れば法律違反となります。もちろん、事故が起これば、労働基準監督署が書類送検し公表もされるので、大切な従業員を失うことも含めて、企業側のダメージは計り知れません。
ついいつも行っている作業のため、安全性よりも時間短縮や手間を惜しむような作業手順で進めてしまい、取り返しのつかない事態が起こってしまう…そういったことが多いのではないかと思います。特にメンテナンス中の事故を防ぐためには、機械の運転再開を簡単に他の作業員が出来ないような措置を確実に講じる必要があり、また労働安全衛生規則にもそのように定められています。
 
企業側は社員の、従業員側は自分の命を守るために、今一度基本に立ち返って点検することで、安心安全な職場で働くことが出来ます。不幸な労災を防ぐために双方の努力が必要です。
2022年01月18日 12:23

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