健康経営
「健康経営」とは、経済産業省のホームページでは、「従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践すること」となっています。これは、労働人口が低下する中、従業員を貴重な資源として考え、従業員の健康に対する投資を積極的に行うことにより、企業の発展と成長につなげていくという考え方です。
従来から「労働安全衛生法」のもとで、労働者の健康管理のため健康診断の実施などが行われてきましたが、もう一歩踏み込んだ対策を設け、現在、官民一体となり様々な取り組みを行っています。
一つの例として、経済産業省は、上場企業の中から特に優れた取り組みを実践している企業を「健康経営銘柄」として選定し公表しています。
これにより、健康経営に取り組む企業が社会的に評価され、株価の上昇や良い人材の確保などのイメージアップに反映されています。
もちろん、従業員にとっても、健康で働くことが生活の質の向上となり、「健康経営」は企業と従業員双方にとってメリットがあります。
従業員の健康維持・促進を行うことは、「コスト」ではなく、「将来への投資」と考え、リスクマネジメントの一環として、これからの時代、更に進めていく必要があると思います。
2022年01月11日 12:36